62

死と喪失

繰り返される事のないよう・・・
私達が支えていかなければならないのかもしれません。

――アレから62年の月日が経ちました。

1945年8月6日　午前8時15分　広島
1945年8月9日　午前11時2分　長崎

何の事だか分かりますでしょうか？
大体の方はお分かりだと思います。

私は「平和学習」と言う形で勉強しました。
元々広島生まれだったのですが、転勤で
大体3年周期でいろんな県に引越していました。

小学6年の時の修学旅行先は「広島」。
夏になるとおばあちゃんとおじいちゃんの家が
あったので広島にはよく帰省していましたので
「な～んだ」と思っていました。
でも今考えると私は平和資料館など、戦争に関する事、
原爆に関する事など、全く知らずにいたのです。

原爆資料館、本川小学校とまわり、
原爆の子の像に千羽鶴をおさめ、
自分の故郷なのに、全く何も知らなかった事に
驚きました。

その時の千羽鶴は確か何者かによって
燃やされてしまったようです。
その事実はとても悲しい事だと思います。

その後修学旅行から帰ってきて、両親から
「広島に引っ越す事になった」と
聞かされたんですよね・・・（

そして今日はその8月6日。
アレから62年が経ってしまいました。
未だに世界は平和ではない様で、
とても残念です。。
私も小さい頃は式典にも足を運んでいたのですが
中学高校と部活等で忙しく、参加する事はできませんでした。

被爆された方々の平均年齢はすでに70歳を超えているそうです。

あの日、あの場所で何があったのか。
まだ知らない方もいらっしゃると思います。
育った場所は違うけれど、広島で生まれた私が
知らないのですから。。

「平和」って言うもののありがたさを
私達は軽く見すぎているように感じます。

今も大切だと思いますが、
過去に何があったのかを
私達は知る必要があると思います。
「あの日」を繰り返してはいけません。

このような大それた事を
私のような者が口にするということ自体、
とても恐縮な事なのですが・・・；

過去に自分がそういう風に思っていたことを
忘れないためにも、ここにこのような形で
書き記させていただきます。。